港の紹介
沿革
沿革
石狩湾新港地域の開発は、「第3期北海道総合計画」(昭和45年7月閣議決定)において、北海道開発の一大プロジェクトとして、道央圏における新たな流通と生産機能を分担する拠点港を目指し、本港の建設と背後地域の開発が決定されました。
石狩湾新港の建設は、「石狩湾新港地域開発基本計画」(昭和47年8月策定)において、道央圏における物資需要の増大に対処するとともに、日本海沿岸地域及び北方圏諸国等との経済交流の拠点としての役割を担い、北海道の長期的かつ飛躍的発展を先導する開発事業として位置づけられ、この基本計画を受け、昭和47年11月に石狩湾新港港湾計画を決定しました。
当初、北海道が単独で港湾管理者となり石狩湾新港の管理運営を行っていましたが、昭和48年4月、重要港湾の指定を受け、国直轄事業として本格的に港湾整備が始まったことなどから、石狩湾新港の建設と背後地域の開発をより有機的かつ強力に推し進めていくため、昭和53年4月から、北海道、小樽市及び石狩町(現石狩市)の三者による石狩湾新港管理組合が設立され、今日に至っています。
年表
明治 | 年間 | ファンゲント、C・S・メーク、岡崎文吉、広井勇らにより、石狩湾に新たな港湾建設の構想が立てられる |
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昭和14年 | 北海道庁、「石狩湾修築並びに工業地帯造成計画」を立案、戦時下で時局悪化のため中止 | |
昭和45年 | 7月 | 「第3期北海道総合開発計画」が閣議決定され、新港の建設及び背後地域の開発が決定 |
昭和46年 | 7月 | 北海道、「北海道工業団地開発事業条例」を改正し、石狩湾新港地区を買収区域に含める |
10月 | 石狩湾新港地域開発連絡協議会発足 | |
11月 | 石狩湾新港地域開発計画委員会設置 | |
昭和47年 | 1月 | 石狩開発(株)が第3セクターとして組織変更 |
8月 | 北海道開発庁、北海道開発審議会の答申を得て「石狩湾新港地域開発基本計画」を庁議決定 | |
10月 | 石狩湾新港港湾区域の運輸大臣認可 | |
〃 | 北海道、石狩湾新港の港湾管理者になることを告示 | |
11月 | 石狩湾新港港湾計画の運輸大臣承認 | |
昭和48年 | 1月 | 試験突堤工事開始 |
4月 | 重要港湾に指定 | |
8月 | 東防波堤工事に着手 | |
〃 | 石狩湾新港港湾計画の告示 | |
昭和49年 | 5月 | 島防波堤工事に着手 |
昭和50年 | 6月 | 東地区公有水面埋立事業の運輸大臣認可、同工事着手 |
昭和51年 | 11月 | 石狩湾新港地域の土地利用計画決定 |
12月 | 石狩開発(株)、花畔第1土地区画整理事業に着手 | |
昭和52年 | 10月 | 石狩湾新港地方港湾審議会設立 |
昭和53年 | 2月 | 北防波堤工事に着手 |
4月 | 石狩湾新港管理組合設立(札幌市に事務所を置く) | |
6月 | 石狩開発(株)、用地分譲を開始 | |
昭和55年 | 6月 | 東地区公有水面埋立事業の運輸大臣認可、同工事着手(木材港区) |
昭和57年 | 7月 | 港則法による港域の指定 |
8月 | 東埠頭木材岸壁、一部供用開始(-10m 1バース)、第1船入港 | |
9月 | 石狩湾漁業操業安全基金協会設立 | |
昭和58年 | 10月 | 中央地区公有水面埋立工事に着手 |
〃 | 中央水路堀込工事に着手 | |
昭和63年 | 3月 | 花畔埠頭岸壁一部供用開始(-10m 2バース) |
7月 | 公共上屋花畔1号供用開始 | |
8月 | 石狩湾新港港湾計画を改定 | |
昭和64年 | 1月 | 植物防疫法に基づく木材輸入特定港に指定 |
平成元年 | 8月 | 樽川埠頭岸壁工事に着手 |
平成2年 | 5月 | 小樽市と石狩町との行政区域境界変更の告示 |
8月 | 中央埠頭LPG第1船入港 | |
平成3年 | 10月 | 樽川埠頭岸壁一部供用開始(-10m 1バース) |
〃 | 公共上屋樽川1号供用開始 | |
平成4年 | 8月 | 管理組合事務所、石狩町(現石狩市)に移転 |
平成6年 | 4月 | 出入国管理及び難民認定法に定める出入国港の指定 |
6月 | 関税法に基づく港指定 | |
7月 | 検疫法に基づく無線検疫港指定 | |
平成8年 | 2月 | 公共上屋樽川2号供用開始 |
8月 | トラックスケール供用開始 | |
10月 | 中央埠頭オイルタンカー第1船入港 | |
12月 | 公共上屋花畔2号供用開始 | |
平成9年 | 7月 | 外貿定期コンテナ航路開設[興亜海運(株)] |
12月 | 石狩湾新港港湾計画を改定 | |
平成10年 | 11月 | 岸壁等使用料の12時間制導入 |
平成11年 | 1月 | 公共上屋花畔3号供用開始 |
4月 | 植物防疫法に基づく植物防疫港に指定 | |
〃 | 花畔3号上屋・くん蒸施設供用開始 | |
6月 | 石狩ポートラジオ開局 | |
平成12年 | 4月 | 家畜伝染病予防法に基づく動物検疫港に指定 |
6月 | 外航商船入港1,000隻達成(道内港湾最短の開港後6年1ヶ月) | |
平成13年 | 12月 | ガントリークレーン供用開始 |
平成14年 | 5月 | 国際物流ターミナルの核となる-14m岸壁工事に着手 |
12月 | 食糧庁から外国米輸入予定港に指定 | |
平成15年 | 4月 | 内閣総理大臣より、構造改革特区「港湾物流特区」として認定 |
〃 | 国土交通省によるリサイクルポートに指定 | |
10月 | 外貿新定期コンテナ航路開設[高麗海運(株)] | |
平成17年 | 5月 | 検疫法に基づく検疫港に指定 |
平成18年 | 12月 | 多目的国際ターミナルの核となる-14m岸壁供用開始、第1船入港 |
平成22年 | 8月 | 国土交通省より、重点港湾に選定 |
平成23年 | 11月 | 国土交通省より、LNG機能に係る日本海側拠点港に選定 |
平成24年 | 10月 | 港則法上の「特定港」に指定 |
〃 | LNG船第1船入港 | |
平成25年 | 5月 | 内航船によるLNG輸送開始 |
6月 | 中央水路地区耐震強化岸壁(花畔埠頭)供用開始 | |
平成26年 | 12月 | コンテナ取扱個数、取扱貨物量過去最多 |
平成27年 | 1月 | 外航商船入港6,000隻達成 |
7月 | 石狩湾新港港湾計画を改訂 | |
10月 | 外貿定期コンテナ航路開設[長錦商船(株)] | |
平成29年 | 5月 | 国土交通省より、農林水産物輸出促進計画の全国第1号の認定 |
平成30年 | 11月 | 外交商船入港7,000隻達成 |
令和2年 | 1月 | 外貿定期コンテナ航路開設[南星海運(株)] |
9月 | ガントリークレーン2号機供用開始 | |
12月 | コンテナ取扱個数過去最多 |